「ウェブ制作」という業態の会社を8年程やってきた。その間新しい潮流や技術も溢れんばかりに生まれては消えていった。僕は技術を追いかけきれないことは承知していたので、普遍的にビジネス上の問題を見つけ、解決する方法を模索する、ということを根底に置きながら、インターフェース・デザインを更に突き詰めようとしています。
グラフィックデザイン、ウェブデザインとはやはり違って、UIデザインというものは、人とデバイスを接合するタッチポイントに唯一存在するツール。そのツールの良し悪しで、製品やサービスが本来発揮すべき力が0にもなり100にもなると僕は考えます。
・製品が悪いから売れない
・広告の訴求力が悪いから売れない
・価格がニーズとかけ離れている
それも正解の部分もあるし、それだけじゃない部分もある。
そもそも「モノ」が売れないなんてのは、単一の要因であるはずがないし、もし単一の要因なら、それを直せばいいんだから、解決策は明確だ。そうじゃないから、負のスパラルに陥っていしまうケースが多いんじゃないかと。
「モノ」を使って「心地良さ」を提供できれば、それはそれだけで大きな価値になり得るし、その価値は価格という課題も超えるかもしれない。広告なんかほんの僅かで良くなるかもしれない。製品が悪いという理由が吹っ飛ぶかも知れない。
UIはUXを生み出すひとつの部品ではあるけども、
優れたUIがゼロでは、答えとなるUXもどうやってもゼロである。
ところで「新しい場所で」ってなんやねん、って思い返したけど、
amebaのOwndを新しい発信場所にしてみようかな、と思ったのでした。
0コメント